味噌澄ましでつくるお雑煮

お正月に味噌澄ましのお雑煮を初めてつくった。


澄まし汁のお雑煮も食べたことがなければ、味噌澄ましのお雑煮も食べたことがない。

澄まし汁は関東でよく食べられているようだが、静岡中部にある私の実家では、醤油のおつゆのお雑煮を食べている。そのため、澄まし汁のお雑煮も味噌澄ましのお雑煮も、食べることすら初めてだ。


本で見た味噌澄ましのお雑煮がとても美味しそうで、どうしても今年のお正月に作りたくなってしまった。


まずだし汁を作る。だし汁に使われる材料は、昆布と鰹節。数分昆布と鰹節を煮たらせたら、だし汁を布巾で濾す。今度は越しただし汁を温めて、味噌を溶き入れる。そして、味噌汁になったおつゆを布巾で濾す。

そうするとだし汁を作ったときのような、おいしそうな半透明の黄褐色の味噌澄ましができる。が、私は布巾の枚数が足りなかったのか、くすんだ白味噌の色がかなり残ってしまった。

作りながら考えていたのだが、普段食べている醤油のおつゆは味が濃いこともあり、味噌澄ましは分量や見た目からして、味が薄く感じてしまうのではないかと少し心配になった。


具材にかまぼこと鶏肉、正月菜(三つ葉がいいと思う)を使い、いざ食してみると鰹節・昆布・鶏肉のだしがきいていて、ほんのり感じる味噌の味がさっぱりしていておいしかった。味も薄くなかったし、味の強い醤油のおつゆとは異なり、上品でまろやかな味が印象的だった。


ふんふん、こういうお雑煮もあるのだなあと。

醤油のおつゆに慣れているので、お雑煮とは違うものを食べているようにも感じるが、美味しい。白かまぼこを使ってしまい彩りが単色になってしまったので、今後は赤かまぼこを使って作りたいな。

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