白味噌のお雑煮

白味噌のお雑煮


昨日は味噌澄ましのお雑煮を作ったけれども、もう一つ作ってみたいお雑煮があった。白味噌(西京味噌)のお雑煮だ。

本で見た、焼いたお餅・大根・人参・白味噌の汁との色合いと、見たことのないお雑煮での高級感が食欲をそそり、これまた白味噌のお雑煮もどうしても作ってみたくなった。


昨日と同じ話になるけれども、私の実家(静岡県中部)では、お醤油のおつゆでお雑煮を食べる。それが当たり前なので、味噌汁でお雑煮を食べるということを思いついたこともなかった。

しかしよく考えれば、味噌汁とお餅が合わないはずがない。確かに今までは思いついたこともなかったけど、白味噌のお雑煮なんて考えただけでよだれが出る。


もう一つ、これもよくよく考えてみると…だったのだが、私が白味噌だと思って食べていた我が家で使っている信州味噌は、白味噌に近い色だけど白味噌ではない味噌だった。なので白味噌と呼ばれるもの、特に西京味噌を食べたことがない。

要するに、白味噌のお雑煮を作ることで、白味噌のお味噌汁と白味噌のお雑煮の両方を初めて食べることになるわけだ。


本で見た具材の通り、焼いたお餅と大根・人参をお雑煮の具材として使った。

(ただ、こんがり焦げ目の入ったお餅を焼くつもりだったのが、トースターで焼いたところ、焦げ目がつかず温めただけのお餅になってしまった。)

白味噌を使った味噌汁・お雑煮は濃いだし…例えばにぼし・鰹節を使うと、せっかくの白味噌の味が損なわれてしまうらしく、だしは使わず、白味噌とお湯のみでお雑煮の汁をつくった。


さあどんな味だろうと出来上がったお雑煮を食してみる。

日本酒のような甘い麹の味を強く感じた。西京味噌はこういう味がするのだなあと。

味噌・お餅の組み合わせは、ほんのりした西京味噌の甘さとお餅の味で、どこかおしるこのようなおやつを食べている気分になった。でもしょっぱさももちろんあって、味噌汁としてもおいしい。

味や舌に広がるまろやかな食感が、とにかく上品な品物に感じた。お雑煮で上品な味と上品な雰囲気が味わえるのも悪くない。


一つ、普段味の濃い信州味噌になれているからか、味が強くない西京味噌は普段よりも量を多くいれないといけなかったようで、少し薄めになってしまったところが残念だった。

にんじん・大根にも味が染み込んでなかったので、今度はもう少し西京味噌を多めにいれたい。昆布ならだしをとっても、西京味噌の味が損なわれないらしいので、昆布をだしにとって作ってみようと思う。