「毎日のご飯ってこんなに美味しかった?」
日常的に食べるご飯が、よりおいしく感じれるようになる。
このことが、一汁一菜をする一番の醍醐味なんじゃないかと思う。
一汁一菜の良いところは、いくつかある。
家事の負担を少し減らすことができるとか
太りにくくなるとか
食肉を食べる回数を減らすことができるとか
環境問題を解決する一歩になるとか
良いところはいっぱいあるのだけれども、「今日もご飯がおいしい」の効力には敵わない。

一汁一菜のご飯は、いたってシンプル。
基本スタイルは、お米・お味噌汁・漬物の三点のみ。
おかずの種類も少なく、決して豪華なご飯ではないだろう。
お味噌汁も普通のお味噌汁だ。
家にある食材とお味噌・簡単に使える出汁粉を使って、さっと作られている。
簡単かつシンプルな取り合わせだけれども、
一汁一菜のご飯はおいしい。
ごはんと漬物を食べて、お味噌汁をすする。
おかずの種類が少ないから、お米とお味噌汁と漬物を、ゆっくり味わって食べてしまう。
お味噌汁の具材は、冷蔵庫にあるものを。
冷蔵庫の中から数種類、今日食べたいものを入れてみる。
お味噌も二種類買っておけば、白味噌・赤味噌・合わせ味噌、毎日違った味が楽しめる。
おぼんがあれば、3点のご飯も少し華やかに。
”ちょっと特別”と思って食べてみたなら、普段の味もより美味しく感じられる。
ぱっとしないと思っていた普段のご飯。
更におかずを減らし、お米・お味噌汁・漬物の三点にしてみても、毎日食べるご飯は昨日と違って、いつも美味しい。
目の前にある食事を楽しめる。一汁一菜の魅力。