嬉しい顔、寂しい顔

まっすぐ外を見ているチワ太。

いつもよりも帰りが遅いお父さんを、じっと待っている。

家の奥にある台所から、ガタッと音がした。

お母さんが夕飯の準備をしているのだ。

外を見ていたチワ太が、くいっと後ろを振り返る。

もしかして帰ってきた、という嬉しそうな顔と。

さっきまでの、まだ帰ってこないの、という寂しそうな顔と。

両方の顔をしているチワ太でした。