私よりも1時間ほど遅く起きたテンちゃんが、ぐわあっと大きなあくびをした。
大きく開いた口がとても気持ちよさそうで、上顎・下顎の筋肉がググッ~と、音をたてていた気がする。
テンちゃんの、のびのびとしたあくびを見ていたら、私がいつもしているあくびも、本当は気持ちのよいものなのかもしれない、と思えてきた。
大人になる前のいつからか、人前であくびをするときは、大きく開く口を手で覆うようになった。
大人になったいつからか、口を大きく開かず、喉元を広げてあくびをする方法を覚えた。
コロナの感染が拡大してからは、口を手で覆ったり喉元だけを広げたりする必要はなくなった。
しかし、ぐわあっと大きく口が開けるわけではない。
たまには、テンちゃんみたいに、ぐわあっとあくびをしてみよう。
意外と、あくびを我慢するよりも、大きく大きくしてみたほうが、顔が伸びて、頭もスッキリするのかもしれないね。
